約100年前にフランスで製造されたこのヴァイオリンの繊細で優美、かつパワー溢れる表現力は素晴らしいと子供が師事した先生(東京音大出身 ヴァイオリン ビオラ奏者)が申しておりました。また微細な階層表現は恐ろしいほど素晴らしく、しなやかな音で、かつ濃厚な語りをも彷彿させる歌声に近い質感を奏で、良く鳴り音量も申し分ありません。ヴァイオリンを愛する方々に大切に弾き継がれてきたこのヴァイオリンは、特筆するような瑕疵、クラック等もなく総じて美品です。写真のヴァイオリン表面に白く見えるのは照明の反射で、裏板は1枚板です。Marc Laberte は、弦楽器製作ファミリーの跡継ぎとして1880年にミルクールで生まれました。 1780年から続く LABERTE-HUMBERT 社では多くの優れた職人を擁し、ヴァイオリンからコントラバス、弓に至るまで大量の弦楽器を製作していました。 その中にあって、Marc は優れた弦楽器製作家であり、経営者であり、コレクターでした。 Stradivari、Staier、Vuillaume などの銘器のコレクションが彼の創作活動に大いに役立ったであろうことは、想像に難くありません。Marc Laberteはフランスヴァイオリン製作者の代表的な一人で、彼の率いるアトリエ デ アーティストと呼ばれる少人数の熟練職人チームによってハンドメイドで作製されたバイオリンです。またMarc Laberteのラベルが付いたこのヴァイオリンは、世界最高水準で木目も美しく上質な材料が使用されています。残念なことにWWⅡ(第二次世界大戦)中に在庫と生産台が盗難に遭い、その後Marc Laberteの生産は終了した為、現存する状態の良いヴァイオリンは数多くありません。世界中の演奏家やコレクターが探しており、年々入手困難になっている貴重な品です。口頭鑑定済みで、到着後すぐに演奏頂ける状態です。オールドフレンチヴァイオリンの価値に理解があり、大切に演奏して下さる方にお譲り致します。購入価格100万円生産国:フランス年代:1920年頃ラベル:Marc Laberteサイズ:4/4 ボディ長:357mm【以下GP受賞歴】1910年ブリュッセル国際博覧会＊1914年リヨン国際博覧会＊1923年リオデジャネイロ国際博覧会